TOP特集レポート >名古屋スイーツ特集 第3弾

職人たち

今年は残暑が厳しく、一体いつまで夏が続くの!と思っていた方も多いのでは?それでも、朝晩は少しずつ秋の気配がしてきましたね。そんな季節を先取りするべく、美味しい日本茶でも頂きながら、和菓子をしっとりと楽しんでみませんか。
今回「名古屋スイーツ 第3弾」として、今注目株の名古屋地方の若き和菓子職人さんをご紹介します。パティシエとは一味も二味も違った、職人さんの心意気をレポートしました。

レポート担当:ヒロプロデュース

お客さまの笑顔が一番 きた川
北川隆治氏

二代目 北川隆治氏

住所:愛知県名古屋市北区大杉3丁目14番7号
電話:052-991-4831
公式HP:http://www.owarigashi.jp/

きた川

全国の和菓子業界の中でも二人目の全技連マイスターに選ばれた北川玉一氏が昭和39年に創業。京菓子、江戸前菓子とは違った尾張菓子を目指しているという二代目北川隆治氏。『お客さまの笑顔が一番』をモットーに、選りすぐりの原材料を使用して、すべての商品に心をこめて製造する。

きた川 きた川の和菓子は、外観の派手さを追求することなく素朴な中に贅沢を感じてもらえるように、一つ一つの作業工程を大切にしている。また、家族のみで行う一貫した製造販売は、商品の安全・安心・価値観を高めるためのこだわりでもある。
代表菓子『へそくり餅』は、自慢の羽二重餅で柔らかく煮たキンカンのシロップ漬けを包み、寒天でコーティングした逸品。見た目からは想像できない歯ごたえと新しい味のハーモニーは、芸能人や歌舞伎役者までファンがあり、地方発送でも多くのひきあいがあるそうだ。

二代目の思いは、父の技を伝承しつつも、今後は時代のニーズにあった新しい和菓子作りにもチャレンジしていきたいそうである。和菓子作りを商売と考えるのではなく、趣味の延長のように楽しみながら味の追求に一生を捧げていくのが目標の北川隆治氏である。

菓楽 小ざくらや一清
伊藤高史氏

四代目主人 伊藤高史氏

住所:名古屋市中村区草薙町1丁目81番地
電話:052-412-4013
公式HP:http://www.kozakuraya.com/index.htm

小ざくらや一清

明治45年に初代伊藤市太郎氏が創業。初代は主に干菓子を、2代目もその後を継ぎ干菓子を主に製造。現在は3代目が現役で京干菓子に取り組む傍ら、4代目である伊藤高史氏は新しい感覚の和菓子作りに励んでいる。
若い人にも食べやすいように、甘さを抑えた和菓子や、夏場には涼菓にも取り組む。また、和菓子の素材だけでなく洋菓子の素材も積極的に取り入れるなど研究熱心な伊藤高史氏。最近TVや雑誌の取材が多いことについては、「皆様のご声援あってのこと」と謙虚な姿勢を崩さない。

小ざくらや一清 なかでも看板商品『おほほっ』は、季節の旬の果物を柔らかな羽二重餅で包み込んだ人気商品。旬の厳選した果物を使用したことで健康に配慮し、若い人にも好まれる新しいタイプの和菓子である。今この季節は黒い真珠と称される最高品質ピオーネが葡萄餡と一緒に入っている。

平成19年10月25日オープンする新店舗には『菓楽』の文字が大きく書かれている。これは四代目が「楽しくお菓子を作ればきっとお客様も楽しく食べていただける」との思いが込められている。

オンリーワンの和菓子店へ 尾西金蝶堂
近藤哲治氏

二代目主人 近藤哲治氏

住所:愛知県一宮市小信中島字郷北13-3
電話:0586-62-4327

尾西金蝶堂

初代:近藤守氏が尾西の地に昭和35年に開店。二代目:近藤哲治氏は大学卒業後、老舗和菓子店にて下働きからスタート。古い徒弟制度の中で修行を積み、その後実家へ。近藤哲治氏のこだわりは、現代人の多様化した嗜好を満足させようと、毎年新製品を売り出すことだ。そのため店頭には季節ものを含めた商品が約50種類程ずらりと並ぶ。

幼い頃から和菓子職人の父の背中を見て育ったため、紅白饅頭やかしわ餅など、和菓子は季節とともにあり、日常に根ざしていた。しかし、最近の若者にとっての和菓子は、非日常的なものになってしまったと感じる近藤氏。そんな時代でも受け入れられる和菓子を開発したいと、尾西金蝶堂型にはまらない自由な発想で人気商品『黒糖和っふる』を誕生させた。西表島産の黒糖を主に、味噌やはちみつ等こだわりの材料を使いしっとりした生地を蒸しあげ、十勝産の厳選した小豆とマーガリンをくるんだ風味豊かなワッフルだ。

バブル崩壊後の大打撃に直面した経験を持つ近藤氏。そんな彼のポリシーは「オンリーワンの店」を追求すること。数ある和菓子店の中のオンリーワンを目指して今日も菓子作りに励む。伝統的な和菓子作りの基本は残しつつ、独創的な商品作りを通して日本文化に根ざした和菓子を将来へ伝えたいと、未来への夢も膨らむ。

オンリーワンの和菓子店へ 夢菓子工房ことよ
岡本伸治氏

三代目 岡本伸治氏

住所:三重県四日市市西日野町4987
電話:059-322-1226
公式HP:http://blog.yahoo.co.jp/kotoyo_wagashi

夢菓子工房ことよ

岐阜で飴屋を創業したのが始まりで、その後、四日市で本格的に和菓子店を始めたのが昭和23年。「ことよ」とは萬(よろず)と一緒で『どんなことでも』という意味があり、最初は「ことよ軒」(軒下でも商いをさせていただきます)といった意味からスタート。二代目が「ことよ製菓舗」とし、3代目の伸治氏が『夢のある菓子を売りたい』という思いから「夢菓子工房ことよ」と改め現在に至る。

夢菓子工房ことよ 代表菓子『みたらしだんご』(53円)は、『おいしいみたらし団子を作るためにはいらないものは足さない』をモットーとし製造。みたらし団子をいつまでも固くしない方法は、砂糖や大量の水を入れたり、添加物を入れること。しかしこれらは原料である米粉の味を損ない、体によくないものもある。それらの選択肢をすべて排除し、時間が経つと固くなるというリスクを承知の上で、毎日丁寧に作りこむ。タレに使う醤油は醤油蔵で専用に炊いたものを使用して加工。そんな堅実な姿勢が実り、毎日1000本以上売れている看板商品である。

三代目の思いは、1つからでも気軽に買っていただけるような親しみやすさや、子供が小銭をもっておやつを買いにくるような温かい店作りを目指す。しかし、三代続けてのお客様もいらっしゃるという老舗の誇りも忘れることなく、気を抜かず学び続けていきたいと語っていた。そんな三代目は先日放映されたTVチャンピオンに出場するなど、活躍の場を広げている。

(50音順)

Season’s特集は、スイーツ大好き委員会が信頼のおけるサポーターの方々に依頼し、
レポ担当として記事を書いていただいています。

アメリカン・ナッツカフェ

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