TOP業界人インタビュー >カリスマパティシエの部屋:金子 裕さん

Room No.013  クー・ド・クール  オーナーパティシエ 金子 裕さん


履歴書

1968年 埼玉県所沢市出身
1989年 銀座レカン入社
1992年 八王子『ル・フォワイエ』入社
1995年 渡仏。フランス『パティスリー・ボォー』、ルクセンブルグ『オーバーワイス』で修業
1998年 帰国
1999年12月 クープ・ド・キュール開店
2006年11月 クー・ド・クールに改名し、店内をリニューアル

 

 


インタビュー

アイコンの説明:   金子 裕シェフ   スイーツ大好き委員会

よろしくお願いいたします。シェフは仲間内の中でいち早くお店をオープンされたと聞きましたが、昔からお店を開きたいと思っていたのですか?
いえいえ、お店を持つという考えはフランスの修業中も考えていませんでしたね。それに、早かったといってもフランス時代からの仲間の中では、僕が一番年上でしたから。
なるほど。それとシェフは銀座レカンに入られる前、高校を卒業なさってから3年ほどの期間がありますが、この間はまったく違う職場で働いていたとか??
そうですね。高校を卒業はしたものの、何になりたいという明確な進路は見いだせなくて。フリーターとして色々な仕事をしました。落ち着いて長く働いたのはレンタルビデオ店。当時ははしりで、一緒に働いているメンバーとも気があい、楽しかったですね。
びっくり!飲食関係とは全く違うのですね。どのような心境の変化で銀座レカンに入ることになったのですか?
今、振り返ってみると、家は親が共働きでしたから自分で買い物にいったり、ご飯を作ることもしばしばあったのです。料理を作ることは好きでしたね。高校時代は、ラーメン屋さんになろうと思っていたことがありましたね。忘れていましたが。おいしいと噂の店を食べ歩いたりして・・・。
だんだんつながってきました。でも、ラーメン屋さんとお菓子屋さんはまだ遠い感じがしますが・・・。
お菓子は昔からプリンやチョコレートが大好物で。プリンにいたっては買い物に行っては購入し、毎日のように食べていました。でもその時は、お菓子屋さんになろうなんて思ってもいませんでした。
では、どのような経路でパティシエへの道を歩まれることになったのですか?
フリーターをしながらも、自分のしたいことは常に考えていました。時間と共に、興味も飲食関係か音楽に絞り込め、飲食に進むのならばフレンチを学びたいと考えていました。音楽では、姉の友人に、音楽関係で活躍している人がいたので、その人についてDJを目指そうかと思っていました。
では、選択次第では金子シェフはDJになっていたかも知れないのですね!!
そうですね(笑)。ただ、それぞれの世界には性格などで向き不向きがあるじゃないですか?冷静に考えた時に、自分はDJより料理人のほうが向いていると判断して・・・。銀座レカンにフレンチシェフを目指して入店したのです。
金子シェフのDJ姿も興味ありますね!!
それにやっとつながってきました。では、金子シェフもフレンチを作る中でデセールに魅せられ、その結果パティシエになられた?というわけですか?
残念ながらハズレです。パティシエの中には、そういった方も多くいらっしゃいますが、私の場合は、フレンチの厨房に立つ前にしばらくパティスリーを手伝ってこいと言われ、そのままフレンチに戻ることなく、気づけばパティシエになっていましたね。
では、不本意だったと?
そうですね。はじめはパティスリーに長くいる気はありませんでしたから、やる気もでなくて、悶々と仕事をしていました。ただその間に、勉強と甘い物好きがこうじて、ケーキ食べ歩きをよくしました。その食べ歩きで『オーヴォン・ビュータン』に行き、衝撃を受けましたね。ショックでした。他にも葉山にある『サンルイトウ』の雰囲気やケーキの味が自分好みで、憧れるようになって・・・。それからですね、お菓子作りにのめりこんでいきました。
なるほど。シェフの甘い物好きが、シェフの迷いを断ち切ってくれたわけですね。
そういえば、毎日プリンを食べていらしたと先程・・・。
そう、本当に小学校の頃から毎日食べていました。もちろんスーパーで手軽に手に入る物でしたが、小さなこだわりはあって・・・。プッチンタイプはあまりすきではなく、今でいう焼きプリンタイプを好んで食べていました。他には、牛乳プリン。これにもはまっていましたね(笑)。
確かに牛乳プリンおいしいですよね。シェフにとってプリンはソウルフードならぬ、ソウルスイーツなのですね。他には思い出の食べ物ってありますか?
あとは、そうそう“フルーチェ”。今みたいに色んな味はありませんでしたが、冷たくひやさないで牛乳を多めに入れてやわらかく作ったイチゴやオレンジ味のフルーチェにもはまりました。
あー懐かしいですね。私は固め、冷たい派でしたが、小さい頃本当によく食べていました。やはり金子シェフはなるべくしてパティシエになられていたように思えてなりませんね。
確かにそうかもしれません。パティシエに道を定めてからは、色々な方との出会いや紹介などに導かれ、フランスへも行くことができました。八王子時代には以前登場されている佐藤シェフにいろいろお世話になったのですよ。
つながっているのですね・・・。フランスとルクセンブルグでの2年間はシェフにとってどんな時間でしたか?
行っている最中は、今までの仕事とあまり変わらないことをしているだけで、これでいいのか?という不安もありましたが、帰国してから仕事をする中で、応用力や発想力が自分の身についていることを作業する中で実感しました。
知らない間に力がついているなんてすごいですね。フランスから帰られてもお店を開く予定ではなかったとのことでしたが、どこで決心がつかれたのですか?
戻った時、ちょうど先輩や友人が自分のお店をオープンする時期で、色々な所でお手伝いさせてもらっているうちに刺激されて。また、先輩たちからの激励もあって決心がつきました。
オープンされて6年目になりますが、シェフの今後の展望を教えていただけますか?
そうですね。今より店を縮小したいですね。
えっ!拡大ではなく、縮小ですか?
僕は自分の身の丈以上の背伸びはしたくないのです。自分の力量の中で自分の作れる最高のケーキを作り、お客さんを喜ばすことができればと思っています。ほそぼそとやっていきたいですね。
ちょっとびっくりしましたが、お話を聞くと納得という感じです。
まだまだお話を伺いたいのですが、そろそろ次回ご登場いただくシェフをご紹介いただけますでしょうか?
では、僕の銀座レカン時代の先輩で、レストランのシェフでありながらいつも20種類近くのデザート作っておられるパティシエ顔負けの『プラシャルルー』の星野シェフをご紹介します。
料理人の方は初めてです。パティシエ顔負けのシェフとはどんな方なのか、お会いするのが楽しみです。ありがとうございました。
金子シェフから星野シェフへのメッセージ
また近いうちに伺います。
クー・ド・クール
おすすめスイーツ

2005/8現在
正面から時計回りに、
クレーム・ダマンドをでコーティングされたシュー皮のほどよいさっくり感がおいしいシュー・パリジャン(210円)
和栗の優しい甘さの正統派モンブラン(420円)
季節によってフルーツが変わるタルト類。フィグの中にはビターアーモンドシロップで香り付けした生クリームが詰まっているタルト・フィグ(399円)
シェフの永遠のテーマであるグレープフルーツを使った夏の新作。ピスタチオの香りとグレープフルーツの爽やかなほろ苦さがマッチしたルヴァン(389円)

旬のフルーツのたくさんのったタルト類が充実。それぞれのフルーツに合わせたひと工夫がされています。
食べるのがもったいなくなってしまう。美しい形のケーキたち。
ちょっとしたお土産にも便利な焼き菓子類。
大振りなディアマンはたくさん入っていて525円とお得。
人気のパウンドケーキ類は大きいサイズも用意されているのがうれしい。
夏場には色とりどりのゼリー類が登場する。
贈答用のパッケージも用意され、お使い物にされる方も多い。
スフレタイプのふわふわスポンジがおいしいロールケーキ。プレーンの他、チョコレート味の「ロールショコラ」もあります。

ショップ情報

クー・ド・クール

  • TEL:03-3929-7450
  • 住所:東京都練馬区関町北1-23-2
  • 営業時間:10:00~19:00
  • 定休日:月曜日
  • 本店はリニューアルのため7月中旬からお休みに入り、9月上旬にリニューアルオープンの予定です。この付近にお出かけの際は、電話確認をお勧めします。

アメリカン・ナッツカフェ

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